調布市、三鷹市のペットシッターは「なずな」

ワンちゃんが人を噛んでしまったとき

1. ケガの手当や病院への搬送等、適切な応急措置をとり、被害者には誠意を持ってあたる。
2. 新たな事故の発生を防止するため、ワンちゃんを落ち着かせて隔離する。
3. 飼い主は24時間以内に動物愛護相談センター042-581-7435（多摩地域）、区の保健所（23区）に届ける。
4. 事故発生から48時間以内に、狂犬病の疑いの有無について獣医さんに犬を検診してもらう。
※ワンちゃんが連れて行かれちゃうという心配はありません。

咬傷事故事例（東久留米市ホームページより）
1.	犬の引き綱をはずし、空地で遊ばせていたところ、犬が４歳の少女の顔などを咬み、重症を負わせた。少女は1カ月間入院し、その後1年近く通院したが、顔や頭に10か所もの傷が残った。 犬の飼い主に対し、慰謝料など総額1,119万円の支払い命令（大阪地裁）
2.	犬をクサリにつないで散歩中、放れていた犬とケンカになり、分けるために自分の犬を抱き上げようとした飼い主が、どちらかの犬に右腕を咬まれた。1カ月の重傷。 犬を放していた飼い主に対し、慰謝料など23万円の支払い命令（大阪地裁）
3.	母親が10歳の少年と散歩中、秋田犬をつれた近所の主婦と出会い、立ち話になった。秋田犬は太いロープでつながれていが、突然少年の首に咬みついた。少年はこれがもとで２日後死亡した。 この犬が過去にも何度か咬傷事故を起こしていることから、飼い主の「重大なる過失」が問われた。 重過失致死罪で禁固10か月、執行猶予4年（東京地裁） 民事では、示談が成立（推定5,000万円前後）

傷をうけて帰国した場合など、人の予防接種に関して

狂犬病発生国に旅行する場合や、不幸にして、外国で狂犬病の疑いのある動物から傷をうけて帰国した場合など、人の予防接種に関しては、東京都立駒込病院小児科　高山直秀先生（東京都文京区駒込3-18-22　電話03-3853-2101）に相談できます。
狂犬病はいったん発病すると、治療方法はまったくなく、死亡に至ってしまいます。
海外旅行の前に予防としてワクチンを接種すれば安心ですが、狂犬病の疑いのある動物から傷をうけても、発病する前に予防接種をすれば、その効果があります。 　

狂犬病とは
狂犬病は、哺乳類や鳥類など全ての恒温動物に感染しますが、特に犬を始め、キツネ、オオカミ等、犬の仲間が感染しやすいウィルス性の病気です。狂犬病の恐ろしさ、症状の悲惨なこともさることながら、いったん発病すると、現在の医学でも治療方法はまったくなく、死亡率が100％に至るところにあります。人が狂犬病に感染するきっかけは色々ありますが、狂犬病の犬に咬まれて感染することが一番多いようです。海外では、狂犬病のリスや猫に餌をを与えようとして咬まれ、感染する例もあります。